グルッポ・ヴィーヴォBLOG
平成28年熊本地震で被災された皆さまに こころからお見舞い申し上げます。 グルッポ・ヴィーヴォ(Gruppo Vivo) Vivo=イタリア語で「生き生きとした」という意味 生き生きと元気なグループグルッポ・ヴィーヴォは 皆様に生き生きとした音楽をお届けします。
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産経新聞に掲載されております。
日本神話歌う名作「海道東征」
戦後3度目の上演 熊本
皇紀2600年(昭和15年)を祝う奉祝曲として作られた「海道東征」が、建国記念の日の11日、熊本市の熊本県立劇場で上演された。日本神話を朗々と歌う名作は、戦後民主主義の“圧力”により封印されてきたが、平成に入り、新たな感動を呼びつつある。
海道東征は、「海ゆかば」を作曲した信時潔が作曲し、詩人の北原白秋が作詞した交声曲(伴奏付き声楽曲、カンタータ)で昭和15年に初演された。日本書紀や古事記を基に、国産みから神武東征までを吟ずる「高千穂」「大和思慕」など8楽章からなり、ロマン派の様式に雅楽の旋律を取り入れたことも特徴となっている。
フルオーケストラでの演奏は戦後3回目。熊本市の声楽家、春日幸雄氏(63)が主宰する音楽団体「グルッポ・ヴィーヴォ」の創立25周年記念事業として企画。気鋭の指揮者、山田和樹氏(35)と管弦楽団「横浜シンフォニエッタ」を迎え、熊本県内11の合唱団の120人が集まり実現した。
その荘厳な響きに聴衆約1300人は魅了され、演奏が終わると拍手が鳴りやまなかった。86歳の女性は「もう一度聞けるとは思わなかった」と涙ながらに語った。
春日氏の妻、信子さん(62)は「今の時代にようやく演奏できたのは日本人が日本人の良さを見直すようになったからだと思います。これを機会にもっとこの名曲が広まってくれれば…」と語った。
フルオーケストラで「海道東征」を歌い上げる合唱団のメンバーら
=11日、熊本市(大森貴弘撮影)
海道東征 ご感想をいただきました。
以下 海道東征にご来場いただいたご感想をシェアさせてもらいました。
ありがとうございます。
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熊本県立劇場で信時潔作曲、北原白秋作詞の交声曲「海道東征」を聞いてきました。
題材は、国産みから神武天皇の東征・建国という日本神話を元にしながらも、日本的な旋律と西洋のそれとがうまく融合されており、聞いていて西洋のオラトリオと少しも遜色がないほど、美しく雄壮な曲だったと思います。
また、北原白秋の書いた歌詞が上代の大和言葉で書かれてあり、
一見難解な読みながらも、曲と合わさることで万葉調のような大らかさが却って際立って聞こえたと思います。
しかし、内容もさることながら、第二次大戦中にこの曲が作られたということもあり(皇紀2600年記念の奉祝歌だったため)、戦後永らく演奏される機会に恵まれなかった不遇の大作だったため、これを機にもっと公に演奏されて、純粋な音楽作品として正当に評価されるべきだと、聞きながら思いました。
あと、CDやDVD化して欲しいものだと思いますね。
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